(2007.3.6更新)
2007年全戦没者追弔法会及び関連行事のご案内
テーマ「世のなか安穏〈〉なれ 仏法〈〉ひろまれ−念仏者と非戦〈〉・平和−」
きたる4月2日、「世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ−念仏者と非戦・平和−」をテーマに、全戦没者追弔法会を厳修いたします。
この法要は、戦争で亡くなられたすべての人々の深い悲しみと、非戦への深い願いに耳を澄ませ、戦争という過ちを再び繰り返さないとの決意を、宗祖親鸞聖人の前に集うなか、ともどもに確かめていく御仏事であります。
既に教育基本法が改正され、また、憲法改正に向けた手続きに関する事柄までもが具体化されようとしているなかにあって、私たち真宗に縁をいただくものがそのことをどのように考えていけばいいのか。今回の法要は、そうした時代社会の状況を見据えながら、現在の宗門の非戦・平和に向けた取り組みを踏まえ、厳修いたします。
お一人でも多くのご参詣を心からお待ち申しあげます。
全戦没者追弔法会
- 日 時 4月2日(金)午前10時〜
- 会 場 真宗本廟(東本願寺) 阿弥陀堂
| 10:00 |
開会の挨拶 宗務総長 |
| 10:05 |
「追弔〈〉の偈〈〉」朗読 高 史明氏(作家) |
| 10:20 |
法要 |
| 11:30〜12:30 |
記念講演
講師 古田 和弘氏(九州大谷短期大学長) |
| 12:30 |
閉会の挨拶 解放運動推進本部長 |
- <記念講演>
- 日 時 2007年4月2日(月)午前11時30分から12時30分まで
- 会 場 真宗本廟(東本願寺) 阿弥陀堂
- 講 師 古田和弘氏(九州大谷短期大学長)
- 講 題 教法〈〉としての「非戦」
さきの大きな戦争において、不条理にも、多くの尊い命が奪われました。戦争は、どのような言葉で言い換えたとしても、それは不条理です。
戦没者を追弔するということは、どのようなことなのでしょうか。
戦争のために、悲惨にも奪われた多くの命の無念さに思いを向け、深い懺悔とともに非戦の決意をあらためて確かめ合う大切な機会であります。
しかし、それにも増して、追弔は、命が奪われたという不条理によって、私たちに厳しく教えられている教えに、私たちが謙虚に向き合うことであるという重要な意味がありましょう。
ややもすると、私たちは、曖昧なままに、言葉に幻惑させられることがあります。この際、はっきり確かめておかなければならないことは、戦没は「死」ではないということです。それは「殺」なのです。
いかなる生存も、生・老・病・死は避けられないと教えられています。この教えによれば、「死」は、「生」のなかに最初から含まれているのです。「死」を必然として含んだものを「生」というのです。けれども、「殺」は「生」の必然ではありません。ですから、「殺してはならぬ。殺させてはならぬ」と教えられているのです。
なぜ殺してはならないのか、なぜ殺させてはならないのか、それは、命だからです。命だから、殺してはいけないのです。殺させてはならないのです。そもそも、命には、理由がないのです。理由を必要としないのです。
憲法が遵守されなければならないのは当然です。戦争放棄を誓った平和憲法だから、遵守しなければならないというよりも、「殺してはならぬ。殺させてはならぬ」という教えを受持させようとしているから、遵守しなければならないのです。
親鸞聖人は、「 五濁〈〉悪時〈〉群生海〈〉応信如来〈〉如実言〈〉」(五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし)と教えておられます。戦争は、五濁〈〉のなかの「劫濁〈〉」に含まれます。そして「殺」は、「命濁〈〉」を意味します。
今こそ、如来の事実の通りのお言葉を謙虚にいただかなれればならない時ではないでしょうか。
- 古 田 和 弘
シンポジウム
念仏者が願う真の平和とはいかなる平和なのか。憲法・教育基本法の問題に焦点を当てながら考えたいと思います。
- 日 時 4月2日(金)午後2時から4時30分まで(開場 午後1時)
- 会 場 真宗本廟視聴覚ホール
- パネリスト
- 高 史明氏(作家)、野田正彰氏(精神科医・関西学院大学教授)、小川一乘教学研究所長(コーディネーター)
非戦・平和展
パネルや実物資料の展示をとおして、非戦・平和について考えたいと思います。
- 期 間 2007年3月28日(水)〜4月30日(月)
- ※ 開館時間は午前9時から午後4時まで
- 会 場 真宗本廟(東本願寺)参拝接待所ギャラリー1階・地下1階・スロープ
- 展示概要
- ●強制連行された東アジア地域出身者の遺骨に関する調査
- ●教育の変遷と現状
- ●非戦を生きた僧侶たち
- ●宗門近代史の検証
<問い合わせ先>
〒600-8505 京都市下京区烏丸通り七条上る
真宗大谷派宗務所 解放運動推進本部
TEL 075-371-9247
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